README の旧冒頭にあった、段階ごとの経過の記録を、文面のまま移したものです(移した日:2026-10-22)。各段階の範囲・結果・未実施の事項を、段階ごとの文書へのリンクとともに残しています。「現在は非公開」などの表現は、記録した時点のものです(2026-10-22 に GitHub で公開しました。閲覧のみ・全権利留保)。現在の状態の要約は README にあります。
区切り(2026-10-22)
2026-10-22 に、この日本語リポジトリの研究を、いったん区切りました。 作業中のものはなく、P2-u と RxNorm API の照会の追補(85)まで、設計・実装・検証・結果の文書が揃っています。作成者側の検証のみで、独立確認は受けていません(independent_review / evaluation_frozen は false)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基準点 | git の tag pause-2026-10-22(この記録を含むコミット)。実装・仕様・例・拡張宣言は、コミット addcff1 から変えていない(以後の変更は文書だけ) |
| 固定の束 | 総合評価の manifest の SHA-256 は 1eea02fd…(examples/p1-evaluation/manifest.json)、束の SHA-256 は d6466533…。P1 20条件・80 JSON・417必須パス、P0 22ケース・37 JSON・221チェックが通る |
| 規模 | 拡張宣言25件・義務351件・防護例533件、開発テスト802件(4系列。231・52・511・8) |
| 実行環境 | Python 3.14.4 と 3.11.17(P2 の各段階)。区切りの記録を足す直前に、総合評価を Python 3.14 で再確認した |
区切り後に進める道は二つあります。
- 指導教員との相談で決める卒論の範囲に沿った作業。確認者がいない間は、この方針のとおり、このリポジトリで続けて構いません。その場合は、基準点を新しく取り直します。
- 独立の確認者が付いた場合は、英語の別リポジトリを立て、確認が必要な時点の実体・判断を引き継いで G0 から進めます(運用方針29)。引き継ぎ資料(証明義務、覆り得る内部判断、反例、未解決点、再現手順)は、確認が必要になった時点で、対象に合わせて作ります。現時点の資料は、P2-d までの証明義務と、P2-e 以降の各結果文書・拡張宣言(
extensions/)にあり、確認者向けには整理していません。
区切りの時点で残っている候補(49 の§18、84、85):公表後の未見の月次 CPC への適用、訂正者を訂正の操作の入口で求めること、複数の出力先への射影の拡張、RxNorm の通常のリリース(個人の UMLS ライセンスが要る。取得は保留)、拡張の契約に公式の履歴を受け入れさせること(着想のみ)。いずれも着手前に利用者の確認を取ります。
現在は非公開での調査・試作段階です。 P1-d まで進め、有限予測、役割付き事象、モデル被覆の反例、限定した合成の認定を実装しました。共通台帳による総合評価 で P1 全20条件・80 JSON・417必須パスと、別枠の P0 全22条件を照合済みです。開発テスト231件が通過しています。独立レビュー計画書、12の証明義務と追加監査8テストを整備しました。続いて AI による単独の内部レビュー(裁定者・指摘者・レビュアーが同一)を最後まで実施し、契約版 p0-draft-2 として指摘 RV-01〜RV-08 を処理しました(内部実施の完了記録)。独立レビューは未実施です。今後の運用は、下記の2026-10-20の方針に従います。未確認だった経路の追加検査(18)を行い、次の段階 P2「意味能力の拡張契約」の研究設計(19)を作成しました。P2-a として、既存の handler 10件に拡張契約の宣言を後付けし、登録・非干渉・再検証範囲の検査を実装しました(実行契約、結果)。続いて、引き継ぎの族のホストと操作の分離、防護例の追加、宣言の固定対象への追加を行いました(追加作業)。独立確認前で、防護例のない義務が3件残ります。さらに P2-b として、新しい意味能力「概念の分割」(旧い概念が部分に分かれたとき、候補集合と情報要求を返す。基底の状態へ変換しない)を拡張契約に沿って設計・実装しました(設計、結果)。この過程で、契約に新しいクラス R6(公理つき読み取りモジュール)が要ることが分かりました。続いて P2-c として、併用の検査(独立な拡張の機械的な判定、記号を共有する分割の併用の保存性を全数で判定して K04 型を反例つきで示す、入れ子の鎖)を実装しました(設計、結果)。契約には新しいクラス JOINT(併用)を加えました。最後に P2-d として、拡張契約の統合評価(固定した分母との照合)、全要求に共通の予算の不変条件、版の手順の実演(draft-1 → draft-2 を git の履歴から再現)、独立確認の資料(証明義務 PO13〜PO18、覆り得る内部判断、再開点)を整えました(設計、結果)。独立確認と評価の凍結は未実施で、独立確認前です。認定は既知の十分条件に限り、一般の保存判定、体系全体・変換器・実対応表は未完成です。取得済みの外部資料は Git 管理外です。名称、言語仕様、技術スタックは調査と試作で見直します。
P2-e「有効期間つきの主張」の最小実装を追加しました(設計、実装前の正例・反例、実装・内部評価)。参照時点と対象期間を分け、期間を限定した訂正を旧P0とは別の方針・回答型で点検します。単一原子・有限半開区間のR5診断に限定し、旧基底の状態への変換・保存認定は行いません。実行例 は意味20件・入力境界10件・資源4件を61 JSON・462必須パスへ展開しています。その後の内部評価から応用へ進む順序は 今後の作業計画 に記録しています。
続いて P2-f「単位つき数量」の最小実装 を追加しました(設計、手指定期待、実装・内部評価)。有理数の点・有限区間の厳密換算と比較を扱うR2です。量の種類と次元、数値の同値と臨床的同等性、測定の不確かさを分け、原入力とAI由来を保持します。架空の79例・609必須パス を用意し、数量の計算を臨床の採用へ変換しない境界を検査します。その接続は下記のP2-gで限定して実装しています。
P2-g「数量と測定主張の接続」の最小実装 を追加しました(設計、手指定期待、一次資料)。測定の記録版・対象・検体・方法・時点・数量の内容を人の確認に結び、訂正と過去の再現を分けます。同じリテラルを使う別測定を自己比較へ潰さないことも契約に含めます。意味36・入力境界12・資源4条件を 137 JSON・1425必須パス と専用テストへ展開し、内容hash・確認の可視性・文脈・共有予算を点検します。実装・内部評価 に範囲と結果を記録します。人の確認は構造上の照合で、医学的妥当性の認定や臨床主張の生成は行いません。
P2-h「厳密な数量と表示の射影」の最小実装 を追加しました(設計、P36/N12/B4の手指定期待、資料確認)。丸めた型付き表示、出所の根拠、原情報の別添えを分け、表示だけで答えられる問いを限定します。同じ表示へ写る二原値の反例と、予算の最終確定前に認定を返さない条件も設計しました。145 JSON・2128必須パス と専用モジュールを追加しました。実装・内部評価 に、別計算・予算・原情報の保持と認定範囲を記録します。表示の問いへの認定を、原値一般や医学的妥当性の認定にはしません。
P2-i「時間と測定の併用契約」の最小実装 を追加しました(設計43、C32/N12/B4の手指定期待44)。瞬間の測定を期間へ広げず、期間について明示された数量主張を、内容を指定した確認・部分訂正・厳密換算へ結ぶ専用R5を設計し、実装しました。部分訂正の外側、確認の可視性、原情報・出自を保持する条件を定めました。151 JSON・1676必須パス と専用R5を追加しました。実装・内部評価45 に区間差引きの参照計算・確認・予算・制限を記録します。表示への接続は別契約として扱います。
P2-j「期間つき数量と表示の接続」の最小実装 を追加しました(設計46、手指定期待47、内部評価48)。170例・2670必須パスで、P2-iの計画の再検証・再実行、型付き表示、七種類の問い、原情報からの回答、共有予算を点検します。表示だけで保存する問いと、元記録・時点・期間を必要とする問いを分けます。続いて、P2-b〜P2-jの結果を 拡張の設計原理の草案49 に整理しました(共通契約の対応表、導出・有限確認・仮説の区別、次の検証課題の候補)。その候補から、確認済みの期間不明記録の精密化を P2-k として設計・実装しました(設計50、手指定期待51、結果52)。精密化は元の記録を消さない新しい種類の記録で、66例・721必須パスと、列挙・乱数・P2-eからの継承の差分で点検します。作成者側の草案・実装で、独立確認前です。続いて、拡張の版を上げる手順を P2-l として実演しました(設計53、手指定期待54、結果55)。数量の単位表を改訂して(u_third の倍率を変え、u_hundred を追加)依存する4拡張を再固定し、旧入力を黙って再解釈せず、旧版を履歴から再現できることを点検します。独立確認前です。続いて、同じ slot の二時点の測定を比べる縦断比較を P2-m として設計・実装しました(設計56、手指定期待57、結果58)。P2-iの計画の再実行とP2-fの比較を組み合わせ、二時点の値を独立な変数として扱う専用R5で、103例・2020必須パスと、別計算の二つの経路・P2-gとの文脈の差分・接続面の閉包で点検します。関係は算術の関係に限り、臨床的な増減・有意性の意味を持ちません。独立確認前です。続いて、利用者の指示で、拡張の宣言に継承の欄を足しました(P2-n。設計59、手指定期待60、結果61)。宣言の書式を p2-extension-manifest-draft-2 に上げて inherits を必須にし、実装を共有せず断片で観測が一致する関係を、元の拡張・結ぶ義務・登録時に評価する証人とともに宣言します。20宣言に9項目(証人30、理由つきの欠落2)を宣言し、元の拡張の変更が継承する側の再検証に及ぶこと、継承で結ばれた組を独立としないことを点検します。継承の真偽は検査できません。独立確認前です。続いて、利用者の承認した範囲選定(文書62)に従い、薄い臨床ライブラリを P2-o として設計・実装しました(設計63、手指定期待64、結果65)。医療者の三つの操作(記録・確認・訂正)から時間と測定の台帳を組み立て、出力先の要求(宣言)が満たされるか(満たされる/情報の依頼/表せない/評価不能)を診断する専用R5で、141例・2417必須パスと、別計算・要求の版の差・出力先をデータだけで足す検査・変異で点検します。AI由来の候補は要求を満たさず依頼の候補としてだけ現れ、推測で補った情報は常に空です。画面・LLM・実マスター・FHIR適合・臨床の手順は範囲外で、医療者の負担が減ることの証明ではありません。独立確認前です。続いて、D03 が選定済みの FHIR R5 のページ(Observation・Specimen・データ型・Provenance など)を取得し、ライブラリの概念との対応を構造・濃度・制約の範囲で監査し(文書66)、その結果から、満たされた出力が出力先の構造で丸めず・閉じず・補わずに表せるかを診断する合成の専用R5を P2-p として設計・実装しました(設計67、手指定期待68、結果69)。97例・1998必須パスと、別計算(Decimal)・有限格子の全数・基の行との差分・変異で点検します。表せない行は理由と失う区別を返し、足した仮定(期間の端の規約)は宣言したときだけ使って流れに残します。構造の事実は取得したページの出典のハッシュに結びます。FHIR への適合は主張せず、status・code・Provenance は範囲外です。独立確認前です。続いて、利用者の指示で、その範囲外だった Observation の status・code の写像と Provenance への出力を、P2-pの上に足す合成の専用R5として P2-q に設計・実装しました(設計70、手指定期待71、結果72)。status・code・確認者の型の対応はライブラリが決めず、呼び出し側の宣言として使い、足りなければ宣言する人への依頼にします(推測で補いません)。使った宣言は仮定として流れに残し、人の確認は確認ごとに Provenance として、AI由来の記録だけが先頭に生成の Provenance(Device)を持ちます。75例・1249必須パスと、宣言の全数・別計算・変異で点検します。観察者を持たない記録は生成の Provenance を出せない、という記録モデルの穴も見つかりました。FHIR への適合は主張しません。独立確認前です。続いて、その穴を直すため、期間つき数量(P2-i)の記録に任意の観察者を足し、中核モデルの変更が下流へ及ぶ様子を P2-r として測りました(設計73、手指定期待74、結果75)。旧版は履歴に残り、旧入力737件は黙って再解釈されず(pin による拒否678・同一59・変更0)、再生成した入力との違いは宣言した追加の25件だけでした。書き換わったファイルは813件で、操作から台帳を組み立てる系列の入力は hash を持たないので置換だけで再固定できる、という発見もありました。独立確認前です。続いて、利用者の指示で、その観察者を必須にする版の更新(旧入力を拒否する)を P2-s として測りました(設計76、手指定期待77、結果78)。不明は明示の値 {kind: unknown} で書かせ、ライブラリは欠落を補いません。旧入力762件は黙って再解釈されず(pin による拒否703・同一59・変更0)、旧い pin に替えただけの入力18件は全て欠落した必須項目で拒否されました。版の記録の比較器は、宣言にない診断の変化(error_path)を見つけ、実装の側を直しました。新版の入力を旧版へ渡すと、unknown を含む734件は受理されませんが、拒否の理由は予測の invalid_observer でなく、主に missing_field でした。独立確認前です。続いて、P2-q の範囲外だった Provenance の activity の符号と entity(revision)を、P2-q の上に足す合成の専用R5として P2-t に設計・実装しました(設計79、手指定期待80、結果81)。活動の符号は呼び出し側の宣言(不透明)で、宣言のない種類は別の符号で代用せず、失うものに残します。訂正の関係は、選ばれた訂正記録の生成側の項目に、訂正された記録ごと(記録の参照と独立に計算したハッシュ)に付き、向きは新しい版が target、古い版が entity です。訂正者が不明(P2-s の明示の不明)な訂正は、確認済みでも関係を運べない(Provenance の agent は必須)ことを、no_agent として区別して示しました。73例・1,533必須パスと、576要求の全数・独立なハッシュ・24変異で点検し、P2-q 以下は変更していません。FHIR への適合は主張しません。独立確認前です。続いて、利用者の指示で、取得済みの RxNorm CPC の2版(2026-09-08 → 10-05)の版更新を、旧版の参照ごとに監査する契約を P2-u として設計・実装し、実データに適用しました(設計82、手指定期待83、結果84)。同じ (出典, id) が続くかだけで継続を決め、新版にない参照は後継を決めず候補も出さず、名称・関係・属性を別の面として比べ、属性の分類は宣言(未宣言は依頼)にします。架空の88例・1,679必須パスで契約を固定し、実データ(81,468概念)の結果は集計だけを文書に残しました:続く81,298概念の98.0%は三つの面のどれにも差がなく、差の大半は NDC の入れ替わりだけで、定義にあたる属性の差は77概念、新版にない参照は170、関係の差はすべて収載の出入りに結ばれていました。予測の外れ(属性の差の概念数の範囲、方針の違いの効果)も記録しています。意味の同一・廃止・置換は、監査の契約としては決めていません。続いて、利用者の判断で、NLM の文書を台帳つきで取得して道具の事実に結び、新版にない170参照を RxNorm API(ライセンス不要)で照会しました(85):70は RxNorm で有効のまま(CPC の範囲から外れただけ)、100は廃止(同等な有効概念の指定なし)、公式の置換先の指定は0でした。通常のリリース(UMLS ライセンス)は保留です。独立確認前です。