作成日:2026-10-20。状態:限定した断片を実装し、両Python版の全体回帰・版比較つき統合評価を通過。設計43・手指定期待44 の専用R5を追加しました。両文書の未実装という記載は設計時点の記録として保持します。独立確認・評価用正解の凍結は未実施です。
1. 実装した範囲
| 実体 | 内容 |
|---|---|
| temporal_measurement.py | 新記録・内容指定確認・区間包含の検証、二時点の選択、部分訂正、量計算の予約と委譲 |
| native仕様 | 型、三つの架空property、依存版、意味・停止順、課金・上限を固定 |
| 専用宣言 | R5の共通4+必須3+TM-1〜12の19義務と19防護例参照 |
| 実行例 | 151 JSON・1676必須パス。期待は文書44から手指定 |
| 別計算 | 確認の到着順、各記録の区間から適格な訂正範囲を差し引く選択、整数対の換算 |
| 専用検査 | API/CLI、有限列挙、seed、hash、出自、予算、資源、再現、変異の15テスト |
入力は、明示した期間の各時点について数量領域が適用されるという新しい主張です。瞬間の測定や集計結果から期間を補いません。参照時点kで記録と内容一致の人の確認がともに見える記録から、対象時点tを覆うものを選びます。訂正はその区間内にだけ効き、範囲外の記録と文脈は残ります。
除去集合は、最終採用された記録だけでなく、tを覆う全適格記録の直接訂正辺から作ります。A←B←CでBが除かれてもB→Aを消さず、未確認のBの辺をCが推移的に利用することもしません。等値でも複数候補は競合です。未知能力は可視slot内の保留・訂正済み・期間外と参照数量にも適用し、その後に適格記録の未知期間、候補数、選択した文脈の不足を順に点検します。
Hr_iは新profile・仕様hash・source_ref・期間/訂正辺を含む全記録と、Hq経由の原数量内容を拘束します。P2-eのIDだけの確認やP2-gのHrを流用せず、新しい人の確認をadapterが発行したことにも扱いません。これは構造の照合で、本人認証・署名・医学的真実・永続IDの不変性の保証ではありません。
選んだ記録から作業用の一数量・一convert要求を作り、固定版のP2-fへ委譲します。元wrapper・原表記・ID・両originを保持し、選択record/Hr_i、Hq、Hs_i、両時点、前提、可視確認、効いた全訂正辺、局所ID対応、子の入力hashと計算根拠へ辿れます。P2-gの合成したinstantやreviewを経由しません。
幅のある領域もそのまま換算し、中点・単一点へ潰しません。異なる対象時点の実値が同じ変数だという相関は追加せず、compareは未対応です。未知期間の記録を後から訂正して精密化する経路も初回にはなく、阻害が残り得る制限を保持します。
rootは常にnot_certified、clinical_confirmation=not_evaluated、review_verification=structural_only、uncertainty_propagated=false、converted_to_base=false、clinical_assertions_added=[]です。表示への認定や臨床の事実を作りません。
2. 手指定期待と別計算
| 系列 | 分母 | 内容 |
|---|---|---|
| C | 32条件・70 JSON・1149必須パス | 両時点、部分訂正、未知期間・能力、内容指定確認、数値、再現、他能力との境界 |
| N | 12条件のうち11条件・62 JSON・124必須パス | 構造・hash・依存・包含・静的上限。N12は旧経路・順序・型破損等の専用検査 |
| B | 4条件のうち3条件・19 JSON・403必須パス | 必要料金16/27/21/34、先払いと完成行。B04の下位資源停止は注入検査 |
| 包含する訂正DAG | 1032履歴・15,480行 | 三記録、三候補区間の全組合せ、包含を満たす全直接辺の選択、全確認有無。三参照時点×五対象時点 |
| 確認の遅延・確定性 | 64要求・3072行 | 三記録の未確認・通常確認・遅延確認・suspectedの全組合せ。八参照時点×六対象時点 |
| seed付き履歴と停止 | 300要求・5400行 | seed 441207、1〜6記録、二slot、分岐・確認遅延・不明期間/文脈・未知能力。三view×六query |
| seed付き数量 | 300要求・600行 | 負数・分数・2**53超、点と区間、四単位、二対象時点。seed 440722 |
主な四系列の参照計算との比較は 24,552行です。computedだけでなく、選択・情報不足・競合・停止の完成行を含みます。他の検査中の繰返し呼出はこの分母へ足していません。設計44の2,958,336比較はruntime追加前の式点検であり、この実装評価へ合算しません。
runtimeは対象時点を覆う記録の集合と除去集合を計算し、別計算は記録ごとの期間から訂正元の区間を差し引きます。量の値は既存の整数対参照計算を利用し、nativeの換算・選択関数を呼びません。両方が同じ作業定義を扱う作成者側の計算で、独立確認済みの正解ではありません。
手指定期待をruntime出力で生成・更新していません。展開時には124/100の正規化された出力表現を31/25と指定しました。原literalの未約分表記は変更しません。初回の専用検査で、深さ上限のテスト側の理由名を既存の nesting_limit へ修正しました。その修正のためにruntimeの拒否理由は変えていません。修正後の15テストは通過しています。
選定した変異と接続の境界
選定した12変異を検査しました。11件は、半開終端の誤包含、全体訂正、最終採用元だけの訂正辺、latest-wins、同値統合、未来の確認、期間外の能力の無視、未知期間の無視、旧確認の流用、未予約の子計算、臨床認定への昇格です。対応する手指定期待との不一致を検出します。残る子予算の100000へのリセットは、正常な値だけでは検出できないため、呼出引数の観測で8との差を検出します。正常な経路の一回呼出と予算8も別に検査します。
元ファイルを書き換える変異ではなく、別の関数束を作って実行します。選定した変異より広い退行の網羅性を示してはいません。既存の変異表の置換箇所・構文の検査も4テストが通過しています。
C30〜C32は新しい表示接続の実装例ではありません。時間側で選ぶ1.21/1.24と同じ一桁表示への衝突は換算と式で確認し、既存P2-hへ新計画を渡すとunsupported_measurement_schemaで拒否する境界を検査します。型付き表示から原値・対象時点・記録IDが戻るという認定はしません。AI由来は人の内容一致確認後にも両originへ残ります。
3. 共有予算と資源停止
設計43の式をそのまま課金仕様として実装しました。全体の型・参照・内容hash・確認・包含・依存の検証は予算前で、view/queryはID順です。各行は可視記録、適格な全訂正辺、開始・確定、子の8を全て先払いします。辺の料金はtを覆うものだけへ縮約しません。標準16、二query27、二数量のA/Bで一query21・二query34を照合しています。
完成できる行でだけ、子をbudget=8で一度呼びます。意味上停止した行は同じ料金を払って完了し、子は呼びません。子の実費を親へ二重計上せず、返却・キャッシュ割引はありません。値・両完成根拠はcomputedの完成行でだけ公開します。未完成行ではdiagnosticsもnull、assessment_complete=falseです。
子が数値を含む途中の応答を持っていても資源停止なら破棄し、親もresource_limitにします。先に完成した行は保持します。子のサイズ等による停止は注入した防護分岐であり、通常の単一数量入力で子だけが自然に1 MiBを超える例を実証したという主張ではありません。
共通検査器は、未完成convert行の空object・空配列・falseをnullの代わりに認めない検査を追加しました。値・完成根拠・diagnosticsの四欄への漏出を注入し検出します。既存の予算依存拒否の例外1件は維持しました。
共通予算は 773要求・11,895掃引評価、違反0。追加前の623要求・9544評価に、期間つき数量主張150要求・2351評価を加えました。全776要求中、budget欄自体がない旧・新の負例3件は、元fixtureの拒否で検査し、予算を置換する掃引へ加えません。無制限でも停止する例の最初の評価等は、従来どおり掃引回数へ含めません。
4. 全体回帰と固定した実体
Python 3.14.4と3.11.17で次の全557テストと版比較つき統合評価が通過しました。ログと終了コードは data/research/p2-i/py314/・py311/、統合結果は data/research/p2-d/p2-i-py314/・p2-i-py311/(全てGit管理外)です。
| 系列 | 件数 | Python 3.14.4 | Python 3.11.17 |
|---|---|---|---|
| 開発 | 231 | 通過 | 通過 |
| 追加レビュー系列 | 52 | 通過 | 通過 |
| 保存監査 | 8 | 通過 | 通過 |
| P2 | 266(既存251+新15) | 通過 | 通過 |
| 統合評価 | P1/P0・拡張・全P2・予算・版比較 | 通過 | 通過 |
両版ともpassed=true、mismatches=[]です。保存したP0 draft-1→draft-2の版記録もstatus=passedで、比較の省略を通過としていません。変更したMarkdownのローカルリンク・fenceと、git diff --checkも確認しました。
| 統合評価の対象 | P2-i追加後の分母 |
|---|---|
| 登録・義務・防護例 | 17宣言・201義務・367防護例参照 |
| 証拠の強さ | checked_native_template 142、finite_check 51、hand_derivation 8 |
| 防護例のない義務 | 既存のR1-3/R3-3/COMP-3の3件。新19義務は全て防護例あり |
| 振り分け・依存の独立 | 120組中103組。意味上の時間・測定・表示の汎用的な併用保証とは別 |
| 新系列 | 151 JSON・1676必須パス。旧P2全系列の分母も保持 |
| 共通予算 | 773要求・11,895評価、違反0、既存の例外1件 |
| 旧基底 | P1全20条件・80 JSON・417必須パス、別枠P0の37 JSON・221必須パス |
P2_H_EXPECTEDに追加前の分母を保持しました。既存のP2_D〜G_EXPECTEDや過去の件数を書き換えていません。
P2追加前から固定した22,052出力の比較と、生成器による全例・宣言のバイト一致も両Python版で通過しました。挙動digestは d0a2233574ab350e65217ef6da8ed037fe34020e8ee79eee2506bd9ce4320236 のままです。下記の4858出力はG/Hを含む別の追加前後比較で、この22,052出力へ合算しません。
追加前の 7678fd0 をクリーンな一時worktreeへ出し、P2-hまでの統合評価を通過させました。追加前に保存した旧共通要求・防護例とP2-g/P2-hの予算変種、計 4858出力は、追加後とcertifierだけを再帰的に除いて一致しました。他のhashや意味欄は除いていません。記録は data/research/p2-i/baseline-integrated.json・old-requests.json・old-results.json・old-behavior-comparison.json です。
固定対象は 818→979ファイル(161追加・削除なし)。新仕様・実装・宣言・例・生成器・別計算・検査と契約43/44を加えました。旧fixture・旧基底5ファイル・quantity/temporal/measurement/displayの各実装と仕様・旧projection.pyは変更していません。共有入口、登録生成器、評価と共通検査、依存検査の追加だけを既存の固定ファイルへ反映しています。
- 新native仕様hash:
80785e67b978fe9801d36c653a003d8954cba517b4a16500a2bc648931d80705 - 数量の依存仕様hash:
84af2e771d1868471d0a8441021fde2a7253b1fc17f8ff9b807461e3df7f1f43 - manifest hash:
4c68018054499ebf6ba3a34a8efa59fcb61e7438c47f890f644aa73dc58d1968 - 束hash:
9d28e76aeeddfd4eeb72768589365c6d650f8c736d128be690e50706e2331835 - 追加前manifest:
33b1bcf9ad540d0ce60e956831e9b33b8a81c844698cda6e17c99bcec80350b7 - 追加前の束:
7bf00222d5a6d39394c4922e85bfa2f8e1873c20e77ff9d87b7808619b70808f
作成者snapshotで、independent_review / evaluation_frozenはfalseです。コミット前の実行のgit_dirtyはtrueで、コミット後の同じhash・新例・旧挙動・旧核の読み取り専用確認を data/research/p2-i/postcommit-check.json へ記録します。
5. 再現と次の判断
PYTHONPATH=src python3 -B -m med_dsl --fixture examples/p2-temporal-measurement/c01.json
python3 -B -m unittest discover -s tests/p2 -p test_temporal_measurement.py -v
python3 -B scripts/research/check-extensions.py --json
python3 -B scripts/research/evaluate-p2.py --output data/research/p2-d/p2-i-reproduce
次は、期間つき数量の結果と表示を結ぶ契約の意味設計です。上流の新snapshot・両時点・内容確認・選択を再検証する契約と、型付きartifactに因子化する問いを分けます。P2-hの固定されたG計画へ合成した記録や確認を渡す案は採りません。依存・共有予算・再現・射影の範囲を先に定め、その後に原理の候補を反例・制限と対応させて整理します。
未知期間の精密化、瞬間/集計からの意味引き継ぎ、縦断比較・相関、表示の新接続、認証・永続台帳、実体系・会計への接続、臨床ライブラリと標準化は未完了です。独立確認は 運用方針29 に従う将来の英語の別リポジトリへの引継ぎ対象です。有限の併用実装を、変化に耐える医療コード体系そのものの完成と扱いません。