確認日:2026-10-20。状態:公開仕様の対象箇所を閲覧して比較。外部マスターのローカル保存・取込・同梱は行っていない。D03 に従い、資料の閲覧と、単位表等を取り込む利用条件の判断を分けます。設計34 と 条件35 の型・架空例・演算規則は本プロジェクトの作業定義です。
1. 確認した資料と範囲
| ID | 資料・主体・参照版 | 読んだ範囲・確認できたこと | 今回の設計への判断 |
|---|---|---|---|
| QS1 | UCUM Organization / Regenstrief、UCUM Specification、表示版2.2・2024-06-17 | §2、§6、§17〜24。式の意味と表記の関係、次元と倍率、特殊な尺度、任意単位、注釈の扱い | 単純な正倍率では扱えない尺度がある。初回は架空の正倍率だけに限定し、未知単位を無次元や既知単位へ補完しない |
| QS2 | HL7、FHIR R5 v5.0.0 Quantity | value/comparator/unit/system/codeと本文。比較子を無視できず、表示用unitだけをUCUMの符号と決めつけられない。数値には精度の情報がある | comparatorや元の表記を落として有理数へ取込む機能は初回に作らない。計算済みの数値同値と外部記録の意味保存を分ける |
| QS3 | JCGM、VIM3の1.2 kind of quantity、定義・注記・注釈つきオンライン版 | 同じ量の種類なら次元は同じでも、その逆は成り立たないことを注記で確認 | 次元のほかに種類を持ち、同じ次元の別種類を比較不能にする作業定義を選ぶ |
| QS4 | JCGM、VIM3の2.26 measurement uncertainty、同オンライン版 | 測定の不確かさが、利用した情報に基づく測定対象の値のばらつきに関する量であること、複数の評価要素を持つことを確認 | 有理数の正確な計算や小数の桁数だけで、測定の不確かさを算出したとしない |
| QS5 | JCGM、VIM3の2.36 coverage interval、同オンライン版 | 包含区間には明示した確率が関わる。単なる必ず成立する有限の集合制約とは区別が必要 | 初回のinterval型は入力された数値制約のみ。確率付き区間の取込・伝播は未対応 |
検索語は UCUM specification commensurable arbitrary units annotations、FHIR R5 Quantity comparator precision、JCGM VIM quantity kind dimension uncertainty interval。採用したのは発行主体の仕様・定義ページです。検索で見つかった二次説明、作業中のFHIR継続ビルド、VIMの新しい草案は、今回の契約の根拠にしません。上表の版を比較対象として固定し、世界の最新標準を網羅したとは扱いません。
仕様の全表・全実装・実検査データを評価したわけではありません。特に、UCUMの注釈から測定対象や検体を推論する実装は検討対象に含めません。量の種類や臨床文脈の情報を単位文字列へ押し込めれば足りる、という結論も得ていません。
2. 入手・利用の境界
UCUMの公式ライセンスページ の表示版は1.1・2024年6月であることと、著作権・ライセンス本文への導線を確認しました。これは、本プロジェクトへの単位表の取込、改変、配布の条件を全て判断した記録ではありません。採用時には、対象となる仕様・単位表・実装コードを分けてD03の条件確認を追加します。
今回は公開仕様と定義の閲覧に留めます。UCUMの単位表やessence XML、FHIRパッケージ、VIMの全文をローカル資料として取得・同梱せず、実データ・換算マスターをコミットしません。設計用の七単位・五種類は、物理単位や検査項目を意味しない架空の表です。対応する外部体系のコードを割り当てたものではありません。
資料の記載を根拠にした判断と、本プロジェクトの数学的な作業定義を区別します。文献の優位性の比較、UCUM/FHIRへの適合性、実検査への適用、利用許諾の包括的な判断は未完了です。